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いのちの教室 in 広島市立楠那中学校2018.11.11 Sunday
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11月最初の「いのちの教室」は、広島市立楠那中学校2年生のみなさんです。
もともとは7月に予定していた「いのちの教室」ですが、直前に大雨災害が起きてしまい、延期になってしまっていました。
夏休みにはたくさんの生徒さんがすでにボランティアに申し込みをしてくださっていたので、とても申し訳ない気持ちでしたが、ようやく今月、みなさんにお話を聞いていただくことができました。
2クラスの生徒さんと、たくさんの保護者のみなさまが教室に集まってくださいました。
広島市では「心の参観日」という取り組みがあります。
ざっくりと言えば、外部講師を招いて、色々な経験のお話を聞こう、という時間です。
最近はたくさんの学校から、この「心の参観日」を利用して、講師の依頼を受けるようになりました。こうして保護者の方と一緒にお話を聞いていただく機会が増えてきて、本当にうれしく思っています。
「新しい価値観」を作り出すためには、子供への働きかけはとても大切ですが、「今」を変えるのはやはり大人です。私自身がそうであったように、大人の方の中にも、動物の置かれている現状を知らないままの人がたくさんいます。
子どもたちと一緒にお話を聞いていただくことで、家にいるペットのことを一緒に考えたり、これからペットを迎えようと考える家庭には、「本当に飼えるのか」を考えるきっかけになればと思っています。
さて、楠那中学校での「いのちの教室」
部屋に入ると、夏休みボランティアに参加してくれた何人もの女子生徒たちの顔が目に入りました。その表情から、とても心待ちにしていてくれたことが分かります。
悲しい話を聞いてもらわなければならないという残念な気持ちもないわけではありませんが、私は「いのちの教室」や「中高生ボランティア」を通して、多くの子どもたちの強さを知りました。彼らはほとんど涙を流しませんし、目も背けません。しっかりと現実に向き合うのみです。ですから、私はいつもどおり「現実」をありのままに伝えますし、子どもたちも感情に流されることなく、しっかりと受け止めてくれます。
最後に、代表の生徒さんが挨拶をしてくれました。
「今日学んだことを、普段の生活にも生かしたい」
何気ない言葉ですが、私が「いのちの教室」で一番伝えたいメッセージを、彼らが日々の暮らしで意識してくれるなら、それは「かわいそうな犬や猫を助ける」だけでなく、それ以上のものを作り出すことになると思います。
「声を持たない存在に耳を傾ける」
言葉を発さないのは、犬や猫だけではありません。私たちのまわりには、自分の思いをうまく伝えられない人や、我慢している人、さみしい気持ち、悲しい気持ちの人がきっといます。その人たちの心に寄り添い、理解し合う力を子供たちが持ってくれれば、ちょっと壮大になりすぎるかもしれませんが、世界は変ると思うのです。
また楠那中学校のみなさんと冬休みボランティアでお会いできることと思います。
年末、寒い中での活動になりますが、また一緒に頑張りましょうね!
悲しいだけじゃない、動物たちのこと。まずは知ることからはじめませんか。
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