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いのちの教室 in KTCおおぞら高等学院・広島市立城山中学校2018.10.22 Monday
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今月3校目は、KTCおおぞら高等学院広島キャンパスでの「いのちの教室」です。
昨年に続いて2度目の開催でしたが、約30名の生徒さんが集まってくれました。ボランティアを希望してくださる生徒さんも多く、私たちもとても楽しみにしていました。
今回の講師は道田先生。
命の始まりから終わりまでを「時間」という視点で考えていきます。
若い時は何かと悩み、苦しみ、もがきながら生きていくものですが、残念ながらその中で、命を落としてしまう人がいます。
「いのちの教室」は、動物の現状を伝え、動物の命を考えてもらう講座です。ただそれは同時に、弱いものへ視線を向けることでもあり、言葉を持たない存在への思いやりを育むことでもあります。他者を認め、尊重し、助け合うことは、言葉を持つ人間同士でもとても難しいことですが、人間関係が希薄になっている今、とても大切なことだと考えています。
KTCで「いのちの教室」を聞いてくれた生徒さんの中に、「地域猫活動に関わっている」と教えてくれた子がいました。広島市内でもたくさんの地域猫活動が広まっている中で、こうして若い世代が一緒に活動してくれているのは、とても嬉しいことです。
今月4校目は、広島市立城山中学校です。
3年ぶり2度目の開催です。
全校生徒さんと保護者のみなさんもたくさん参加してくださいました。
この日、私たちと一緒に同行してくれたのは、城山中の卒業生、岡本さん。
彼女は小学生のころから「猫の一時預かりさん」として、活動に参加してくれていました。彼女が育て、新しい家族へ送り出してきた猫は片手では足りません。その後も愛護センターでのボランティアにも積極的に参加し、今は高校生の友達も引き連れて、活動の輪を広げています。
そんな彼女が一緒に体育館に入ると、後輩たちはなにやらザワザワ…。
それもあって、生徒さんたちは、動物たちのお話しをとても身近に感じてくれたようです。
深くうなづきながら話を聞いてくれる女の子たち、私の発した問いに、難しい顔で考えている男の子たち。話していると、少しずつ彼らの関心がこちらへ近寄ってくるのが分かります。
「もっと楽しい話ができればよかった」
生徒たちの顔を見ると、いつも思います。
犬と暮らす楽しさ、猫のすばらしさ、話すことはたくさんあるけれど、やはり今、子供たちに知ってもらいたいのは、私たち人間が動物たちに強いていることです。
最後に、生徒代表の男の子が、素晴らしい挨拶をしてくれました。
「広島県の殺処分ゼロは解決ではないことを知った。広島が変わるためには、今日、この話を聞いた自分たちがまず変わっていきたい」
「いのちの教室」は直接犬や猫を救う活動ではありません。しかし、こうして若い人たちが時代を変えて行ってくれるという希望があるうちは、しっかりと続けていきたいと思っています。
「いのちの教室」開催校募集中
SPICAでは、「いのちの教室」を開催してくださる学校・グループを募集しています。
広島県内、どこへでも出張講義をいたします。
動物の問題について、一緒に考えてみたい、子供たちに命についての教育をしたい、とお考えの方、ぜひお問い合わせください。
NPO法人SPICA
メール:info@npo-spica.com
お問い合わせフォーム: http://www.npo-spica.com/contact.html
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