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いのちの教室 in 広島市立観音中学校・広島市立段原中学校2018.09.16 Sunday
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9月5日(水)には、「いのちの教室」が2校ありました。
広島市立観音中学校と、広島市立段原中学校、どちらも初めての学校です。
この開催のために、保護者の方が学校へ働きかけをしてくださり、実現しました。最近は、こうして保護者の方が頑張ってくださることが多く、本当に感謝しております。
そしてこの2校とも、「心の参観日」ということで、保護者の方にもたくさんお越しいただきました。
もちろん、未来の子どもを育てていくことは大切ですが、やはり「今」を変えられるのは大人です。そして、おうちに帰って、一緒に話していただければ、なお理解や関心が深まると思います。
暑い中、お話を聞いてくださったみなさま、ありがとうございました。
まず、広島市立観音中学校、600名の生徒さんにお話を聞いていただきました。
たくさんの生徒さんがいるとは思えないほど、静かにお行儀よく整列されていました。
観音中は、普段から「絆」を意識して、学校生活を送ることを目標にされているとのことでした。
犬や猫とはいえ、「家族」として大切にされている命もあれば、誰の目にも触れず、殺処分されている命もある。生徒さんの命がもっともっと輝くためにも、弱い者の立場に立ち、彼らの声を聞いてほしいと願っています。
広島市立段原中学校は、2年生の生徒さん約140名に聞いていただきました。
体育館には、優しい風が入り込み、思ったほどの暑さもなく、みなさん集中して聞いてくれました。
この日、講師を勤めたSPICAのメンバーは、140名という大規模な会は初めてで、やや緊張気味。事前準備では、何度もリハーサルを重ね、この日を迎えました。
SPICAはいわゆる動物愛護団体ですが、犬や猫の保護を最小限にして、教育・啓蒙活動に力を入れています。
動物をとりまくあらゆる問題の解決を考えるとき、一番大切であり、同時に一番やっかいなのが、「人間」です。犬や猫を捨てる人、飼い方を知らずペットを苦しめている人、商売のために劣悪な環境で増やす人、えさをあげるだけで必要な世話をせず望まれない命を増やす人、助けたつもりがきちんとお世話ができない人、お店の利益が減るのが嫌で動物の命を粗末にする人、自分の利権を守るために法律の改正に反対する人…。
殺処分も、多頭飼育崩壊も、悪質な繁殖業者も、すべて人間の問題なのです。
だからこそ、犬や猫ではなく、人間に目を向けなければ、これらの問題は解決しません。
この日、今まで届かなかった動物たちの声を受け止めてくれた人がたくさんいます。
この人たちの心に小さな変化をもたらし、それが何かのアクションにつながり、社会全体の意識が変わっていくことが、SPICAの願いです。
これから秋は、「いのちの教室」が続きます。
一人でも多くの人に、動物たちの声を届けていきたいと思います。
「いのちの教室」開催校募集中
SPICAでは、「いのちの教室」を開催してくださる学校・グループを募集しています。
広島県内、どこへでも出張講義をいたします。
動物の問題について、一緒に考えてみたい、子供たちに命についての教育をしたい、とお考えの方、ぜひお問い合わせください。
NPO法人SPICA
メール:info@npo-spica.com
お問い合わせフォーム: http://www.npo-spica.com/contact.html
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