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子猫5匹の保護を終えて2018.02.03 Saturday
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普段は「いのちの教室」や「中高生ボランティア」の活動ばかりをブログに書いておりますが、SPICAでは、1年を通して、猫の里親探しの活動も行っています。
夏に保護した1匹の妊婦猫。
35匹の多頭飼育の現場から連れて帰りました。
頑張って出産した子猫は5匹、一生懸命にお世話をしてくれました。
そのかいあって、子猫たちはすくすく成長。
子猫ならではの下痢やら、食欲不振やら、色んな事に悩まされながらも、1匹も欠けることなく育ってくれました。
5匹中4匹が、まったく見分けのつかないキジ猫…
ということで、「RojiRoji堂」さんに作ってもらったシュシュで色分け。
黄色ちゃん、白ちゃん、水色ちゃん、緑ちゃん、そしてなんとなく1匹だけ毛色の違う猫をしらたまちゃんと呼んでいました。
最初の里親さんは、「どんな子でも大切に育てるから、SPICAで選んでほしい」という看護師さんでした。
一番体の大きい、白ちゃんと黄色ちゃんを、姉妹で引き受けていただき、大切に育てていただいています。
次の里親さんは、SPICAの菅田先生の昆虫仲間でもある高橋敬一先生。
わざわざ茨城から広島へお越しいただき、インスピレーションで緑ちゃんを迎えてくださることに。
新しい名前はピオ君。
ピオ君を主人公にしたブログで、元気な姿を見ることができます。
http://takapalau.blog.fc2.com/
保護主としては、こうして猫たちが元気に暮らしている様子を見ることができるだけで、保護期間中の大変だったことなどすべて忘れ、「あー、頑張って良かったな」と思うのです。
そして、最後に残った、水色ちゃんと白玉ちゃん。
水色ちゃんは、みつまめちゃんと改名し、ネコジルシなどの里親募集サイトにも登録。
かわいらしさから何件もお問い合わせをいただきましたが、なかなか良縁がなく…気が付けば生後5か月になっていました。
SPICAの里親探しで一番大切なことは「あせらない」
たしかに、生後2か月の子猫は超かわいいから決まりやすいし、早くしないとどんどん大きくなって、条件も悪くなる。
と思われがちですが、それでいいんです。
「ひとめぼれ」や「目が合った」というペットショップ的な感覚で猫を迎えるのはとても危険なことです。
何事もなければ15〜20年、これから一緒に暮らす家族ですから、人間のライフスタイルや、猫の性格など、じっくりと吟味してから迎えてもらいたいのです。
そして今日、しらたま・みつまめの甘味コンビも、2匹一緒に、新しい家族に迎えていただきました。
これからどんどん成長し、そのうちに3人の子供さんたちも追い越していきます。
家族に猫を迎えることは、命を引き受けることです。
最後の一瞬まで、この2匹が、家族の一員として、幸せに暮らせるように。そして、この子たちが、ご家族を今よりももっとハッピーにすることができますように。
長いようで短かった5か月の保護期間を終え、静かになったおうちで、記録としてこのブログを書きました。
SPICAは、「すべての猫が、家族のもとで幸せにくらせるように」という目標を持って、これからも活動していきます。今はまだ少ない数ですが、確実に、幸せな猫を増やしていきたいと思っています。
外で暮らす猫を見るたび、胸が痛みます。
とはいえ、一歩一歩、着実に、「人間と動物が幸せに共生する社会をめざして」頑張りますね。これからも応援をよろしくお願いいたします。
「いのちの教室」開催校募集中
SPICAでは、「いのちの教室」を開催してくださる学校・グループを募集しています。
広島県内、どこへでも出張講義をいたします。
動物の問題について、一緒に考えてみたい、子供たちに命についての教育をしたい、とお考えの方、ぜひお問い合わせください。
NPO法人SPICA
メール:info@npo-spica.com
お問い合わせフォーム: http://www.npo-spica.com/contact.html
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