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いのちの教室 in 郷田小学校 保護者のみなさま
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    3月5日(土)は、東広島市立郷田小学校の家庭教育講演会にて「いのちの教室」を開催していただきました。
    朝から暖かい日差しに包まれて、小さな教室からは、子供たちの元気のよい歌声が聞こえてきます。久しぶりに足を踏み入れる「小学校」という空間。自分の子供時代を思い出して、不思議な感覚になりました。

    子供さんたちの参観日を終えてから、保護者の方が続々と図書室に集まってきます。
    事前に、PTA役員さんたちがしっかりと声かけをしてくださっていたおかげで、あっという間に席が埋まっていきました。今日はサプライズもありました。参加してくださった保護者のみなさまへ、東広島老舗の和菓子「さくらや」さんより、「スピカちゃんお煎餅」のプレゼントです。きっと子供さんたちも喜んでくれるはずです!



    さて、いつもと違って、子供ではなく保護者のみなさまが対象ということで、少しいつもの「いのちの教室」に内容をプラスしてきました。



    「子供に命の大切さを教えるには〜動物編〜」という感じでしょうか。
    優しく思いやりのある子供に育ってほしい、そんな気持ちは保護者の方ならみなさん同じですよね。今、情操教育という視点で、家庭でのペット飼育が注目されているそうです。確かに、子供が動物と一緒に暮らし、一緒に育っていくことにはたくさんの利点があります。言葉を話さない動物と暮らすことで、「共感力」と呼ばれる、他者の気持ちを考えて、理解して行動する力を身についてきます。

    ですが、じゃあ「動物を飼えばいいのか」というと、それだけでいいわけではありません。
    「犬を飼いたいと子供が言ったとき」と「子供が猫の子を拾って帰った時」という二つの場合を例にとりながら、少しだけ保護者の方の「つい、言ってしまいそうなこと」を挙げてみました。

    家庭にはそれぞれ様々な事情がありますし、どのおうちでも動物が飼えるわけではありませんが、それでも「大人が率先して命を守る姿を見せる」ことがとても大切です。「捨ててきなさい」とか「面倒を見ないんだったら捨ててしまいますよ」と、つい言ってしまいそうになりますが、そんな簡単な言葉が、子供たちの「命」に対する感覚形成に影響を与えかねないこと、少し気づいていただけたのではないかと思います。



    そして後半は、いつもの「いのちの教室」です。
    平成26年度の新しいデータも使いながら、全国で行われている犬猫の殺処分の状況や、広島県の実態などを説明していきます。ドリームボックスの説明に差し掛かった時、涙をぬぐう女性の姿が目に入りました。
    私はもう何度もこの写真を見て、同じ話をたくさんの人にしてきたこともあり、今はもう泣きません。ですが、この写真とこの現実は、いつまでたっても、とても悲しく、つらいものなのです。「かわいそうだから見たくない」と、今でも色んな人に言われますし、その通りだと思います。

    ですが、目を閉じて、見ないふりをしていても、状況がよくなるわけではありません。動物たちの声は私たちには届かぬまま、命は失われていきます。せめて、こうした社会を作り出しているのが私たち人間であることを、少しでも多くの人に気づいてもらいたいと思うのです。



    最後に、「私たちにできること」についてお伝えしました。
    犬や猫が飼えないから、何もできることはない、と思う人がとても多いのですが、決してそんなことはありません。「伝える」という大切な活動ができます。また、たくさんの動物を抱える必要もありません。今いる動物を適正に、愛情を持って最後まで一緒に暮らすことが一番の動物愛護です。

    講義の後、野良猫への餌やりについて、質問をいただきました。
    これは全国でもいまだに決着のつかない、難しい問題です。ただ、私が思うのは、人間同士の歩み寄りがあれば、その場にいる猫が傷つかずにすむのではないか、ということです。餌をやる人、迷惑だと思う人、どちらか一方が自分の言い分を100%通すのではなく、お互いの気持ちを考える「共感力」を持って付き合えば、少し気持ちが楽になるのではないかと思います。



    このたび、保護者の方を対象とした貴重な機会を用意してくださった郷田小学校とPTA役員のみなさまには、心より感謝いたします。「いのちの教室」は、今社会で起きているさまざまな問題を考える「きっかけ」にすぎません。動物の問題を考えることで、人間のことが見えてきます。これから郷田小学校の児童たちが立派に成長していく過程で、この「いのちの教室」が何かのヒントになれば幸いです。


     
    posted by: npo-spica | いのちの教室 | 17:01 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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