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マルコ・ブルーノさん トークイベントを開催しました!
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    1116日(日)、オーストリア出身で作曲家でもあり動物愛護活動家のマルコ・ブルーノさんをお迎えして、「マルコの東方犬聞録〜日本とオーストリアの動物愛護の違い〜」を開催いたしました!

    会場には100名近いみなさまにご来場いただき、マルコさんの人気と、動物問題に対する関心の高さを改めて感じました。

     

     

    前半は、オーストリアの風景に溶け込む犬たちの写真を見せていただきました。レストランで飼い主と一緒にくつろぐ犬たち、飼い主と一緒に電車に乗って旅を楽しむ犬たち、おうちのなかで幸せそうに暮らす犬たち。マルコさんがしきりに言っておられた「犬たちの表情が全然違うんですよ」という言葉の意味がわかりました。

    犬たちは、鎖に繋がれたり、狭い場所に閉じ込められたりしていないから、ストレスが全くないとのこと。だから、犬同士の挨拶でけんかになることもなければ、家の外で無駄吠えをすることもないそうです。

    オーストリアの写真を見ていると、本当に犬が社会に溶け込んでいると感じました。誰も犬を邪魔者扱いしない、みんなが笑顔で犬たちを迎えてくれる。そんな社会があることが、いまだに信じられない気持ちです。

     

    そして後半は、日本の犬たちの現状が映し出されます。暑さ寒さに関係なく、家の外に短い鎖でつながれ、うつろな表情の犬たち。「番犬」として、資材置き場の横の壊れかけた犬小屋で眠る日本の犬たちの姿は、オーストリアの犬たちとあまりにも異なるものでした。

     

    「犬は家族」と「犬は鎖につないで飼いましょう」が環境省のパンフレットの同じページに書いてある日本。

    同じ犬なのに、日本に生まれた犬たちは、こんなにも悲しい目をしている

    マルコさんの「日本の犬には生まれ変わりたくない!」という言葉が、心の奥に響いてきました。

     

    マルコさんはこれまで、たくさんの犬や猫を保護されてきました。今でも30頭以上の犬と10頭以上の猫たちと暮らしておられます。河川敷に置き去りにされた犬や、飼い主が飼育放棄した犬、道路わきに倒れて瀕死の猫など、行き場のない犬や猫たちがマルコさんのもとに集まるそうです。

     

    「3匹の犬と散歩に行くと、帰りは4匹になっちゃうんだよね」と冗談交じりに話されるマルコさんでしたが、本当はどんなに怒りや悲しみを感じておられたか、私たちには想像できないほどだと思います。

     

    オーストリアの犬たちの幸せそうな顔と、見慣れてしまった日本の庭先の犬たち。彼らをオーストリアの犬たちのように幸せにしてやることは、そんなに難しいことなのでしょうか。

     

    そこまで考えて、日本人は、「できないんじゃなくて、やらないんだ」と気付いた瞬間、ただただ悲しみが抑えられなくなりました。犬や猫が殺処分されていることは、誰でもが知っていること。捨てられた犬たちの悲しい目を見てもなお、ペットショップでブランドの犬をほしがる人たち。またそれを平気で保健所へ持ち込む人たち。金儲けのためだけにボロ雑巾のようになるまで母犬に出産させ、繁殖を繰り返す悪徳業者たち。言葉を持たない犬や猫を「モノ」と同等に扱っているのは、極悪人ではない、普通の日本人なのです。

     

    だとしたら、動物にまつわる問題は、殺処分数がたとえゼロになったとしても、決してそれで「よし」とは出来ない問題なのではないかという、真黒な雲が頭に立ち込めました。

     

    今、私たちの「生き方」が問われていると思うのです。

    日本人は震災後、素晴らしいモラルを持つ民族として世界に紹介されました。ですが、動物の問題には、それとは全く違う顔をもつ日本人の姿があります。

     

    「一人の人間として、どう生きるか」

    そんな言葉は一度も使われませんでしたが、今回、マルコさんの生き方や考え方を深く知り、改めてそのことが最も大切なのではないかと思いました。

    一人ひとりにできることを少しずつ続けていくこと、それらをうまくつなげて、大きな力に結びつけること。マルコさんの笑顔のアドバイスは、会場にいた私たち一人一人の心の奥まで届きました。

     

    あとは、私たちが行動するのみ。

    まずは広島から。みなさん、一緒に頑張りましょう!

    posted by: npo-spica | イベント情報 | 23:34 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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