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いのちの教室 in 武田中学校
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    今日は、東広島市にある武田中学校の1年生〜3年生の約120名のみなさんに、「いのちの教室」を聞いていただきました。ちょうど昼休みの時間帯に学校に到着し、事務室へ案内されるまでにも、たくさんの生徒さんたちが元気よく挨拶をしてくれました。周りを自然に囲まれた学校で、生徒さんたちが伸び伸びと勉強をしている学校です。

     

     

    今日は体育館での開催となりました。

    はじめに、「少し悲しい場面もありますが、頑張って話しますので、聞いてくださいね」と挨拶すると、静まり返った生徒さんたちの表情に、少し不安がよぎるのが分かります。

    「いのちの教室」は、今、日本で起きている犬や猫を取り巻く諸問題について知ってもらい、どうすればいいのかを一緒に考えてもらうことが大きな目的です。殺処分については、処分数、収容される犬や猫の引取理由、殺処分の方法、ドリームボックスについてなど、細かく説明します。

    じっと画面を見つめる生徒さんたち、身動き一つせず、説明を聞いてくれました。おそらく、殺処分ということは漠然とは知っていても、その方法や仕組みなどについて、目や耳に入ってくるのは初めての生徒さんが多いと思います。驚きと落胆が入り混じったような表情が多く見えました。ペットを飼っている人はいますか?に対して、1/3くらいの生徒さんが手を挙げてくれました。身近な存在だからこそ、決して人ごとではないと感じたのかもしれません。


     

     殺処分の話のあとは、必ず「なぜこうなったのか」について考えます。ペットショップで安売りされる犬や猫はどこから来たのか。なぜそんな商売が成り立つのか。可愛くて小さい犬がほしい、大きな犬はなつかないという迷信、これらが積み重なって、不幸な犬達を「大量生産」する商売を下支えしているのは、私達自身なのだと。その他にも、動物愛護管理法について、野良猫の暮らしについて、地域猫についてなど、たくさんのことをお話しました。


     

    そして、今日、私が一番意識してお話しをしたのは、「なぜ動物は守ってやらなければいけないのか」ということです。かわいいからでしょうか。かわいそうだからでしょうか。確かに、犬や猫は言葉を話すことができません。弱いものを守らなければならないのは当然です。しかし、犬や猫を「ペット」として社会に組み込み、癒やしだけでなく、猟をさせたり、羊を追わせたり、様々な仕事を与え、動物を利用してきたのは全て人間の都合です。犬も猫も、人間の助けなしには生きられません。人間が、長い年月をかけて、そうさせたのです。だとしたら、その命に責任を持つことは、私たちの「義務」であるはずです。

    一気に50分をしゃべり切り、今日は最後に、生徒さんたちに「質問はありませんか」と聞く時間が取れました。あまりに驚いたのか、呆然としている生徒さんも多く、その場では手が上がりませんでした。(他の学年と一緒だったから、緊張したのかもしれません)


     

    そのあと、代表の生徒さんに、丁寧な挨拶をしていただき、片付けをしていると、中3の生徒さんたちが質問に来てくれ、長い列ができました。
    ・ペットショップで売れ残った犬はどうするんですか。

    ・年間16万も処分しているのに、パピーミルで次々に子供を産ませるのはおかしいんじゃないですか。

    ・動物愛護センターで犬を引き取るには、どうしたらいいのですか。

    ・犬や猫以外にも捨てられる動物はいますか。

    ・自分の犬が迷子になったら、なぜ警察に届けなければいけないのですか。などなど

     

    私は、こうやって生徒さんたちが自主的に質問に来てくれることが一番嬉しく思います。質問をするのには、ただ単に話しを聞くだけでなく、自分の頭でしっかりと話しを消化し、自分なりの意見を持たなければいけません。多くの犬や猫を引き取ることだけが動物愛護ではないはずです。正しい知識を持ち、適性飼育について理解し、命を大切に守ること。これだけのことを一人ひとりが行えば、殺処分などはなくなるはずです。

    生徒さんたちの真剣な表情を見ていると、小さな活動家が育っているようで、とてもうれしくなりました。動物が好きな人、嫌いな人、色々な人がいると思いますが、それぞれの立場で「命を守る」活動を実践してもらえたらと思います。

    posted by: npo-spica | いのちの教室 | 00:42 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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