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いのちの教室 in 比治山女子中学高等学校2022.10.30 Sunday
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比治山女子中学高等学校は、2014年、初めてSPICAが「いのちの教室」を開催した学校でした。
まだ1校も実績のなかった私たちは、当時の神鳥誠校長先生を訪ね、講義の内容をお伝えし、ぜひ開催してほしいとお願いしました。
比治山の建学の精神に照らし合わせ、ぜひ開催しましょうと言っていただき、第1回目にして全校生徒950名のみなさんにお話する機会を与えられました。
生徒がいっぱいに入った講堂で、一生懸命お話した事は今もよく覚えています。中でも、生徒たちがざわめいたのは、猫の殺処分が98%という、真っ赤なグラフを見せた時です。あちこちに泣いている生徒が目に入りました。
あれから8年、今回は保護者向け講演会でしたが、毎年中学1年生に、継続的にお話を聞いてもらっています。
神鳥先生はご退職後も、SPICAの活動に関わってくださり、愛護センターでのボランティアではウサギやモルモットなど小動物のことを子どもたちに詳しく教えてくださいました。この日は、神鳥先生も一緒に登壇をお願いし、命のお話をしていただきました。
もう一つ、今回は、普段のいのちの教室とは違うところがありました。
保護者役員の中で、今回の講演会をセッティングしてくださった方は、呉市動物愛護センターからワンコを迎えられ、ボランティアにも継続的に関わっておられます。
高校2年生の娘さんが、保護犬だったみのる君と出会った時のことなどを振り返るビデオを制作してくださり、みなさんに見てもらいました。
こうして「いのちの教室」は、様々な人によって、アレンジを加えられながら、進化しているのだなぁと改めて感じました。
SPICAは10周年を迎え、比治山での講義は、「初心を忘れないように」という天の声なのかもしれません。
ここからは公立中学校を中心に、11月末まで11校を回ります。まだまだ頑張りますよ〜!
LUSHさんに作っていただいた活動紹介動画
チャリティイベント「みんなイヌ みんなネコ」でお話させていただきました
S.S.portlightさんに作っていただいた動画
SPICAでは、「いのちの教室」を開催してくださる学校・グループを募集しています。
学校開催に限らず、ご家庭やお友達同士、ご近所さんなどの小規模開催も可能です。
オンライン開催はZoomを利用して行います。
お気軽にお問合せください!
メール:info@npo-spica.com
お問い合わせフォーム: http://www.npo-spica.com/contact.html
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いのちの教室 in ノートルダム清心高等学校2022.10.15 Saturday
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念願のノートルダム清心での講義がついに実現しました!
現在高校2年生になったYさんと出会ったのは、彼女がまだ小学6年生の時。LUSHでのイベントに来てくれ、お母さんのうしろに半分隠れながら「ボランティアに参加したい」と小さな声で教えてくれました。
愛護センターのボランティアにきてくれた彼女は、黙々と掃除をし、寝たきりだったポキ子(おばあちゃん犬)に優しく声をかけ、ご飯を食べさせたあとも、そばから離れず、じっとポキ子を見つめていました。
その後も、勉強の忙しい合間を縫って、ずっとボランティアに参加してくれたYさん。今ではもう、あの小さくて恥ずかしそうな姿はなく、すっかり立派なおお姉さんになりました。
今回の「いのちの教室」は、彼女が中学生のころから何年もかけて、学校の先生に交渉を続けてくれ、ようやく実現した、とても特別なものでした。
2年生180人
2時間の講義です。
司会を務めてくれたYさんは、私のすぐ後ろで講義を聞いてくれました。彼女の努力を無駄にしないよう、2時間、本当に全力で動物たちの現状を伝えました。
最初は少し距離のあった生徒さんたちとも、途中からぐっと距離が縮まったのを感じました。これを逃してはいけない、という気持ちで、殺処分の現状、広島の実態、パピーミルについて…、包み隠さず本当のことをぶつけました。
講義のあとは、質問もたくさんしてもらい、時間が足りないほどでした。
いのちの教室を始めて8年。
学校でお話させていただくことにも慣れたところですが、改めて、自分にはまだ、これだけの情熱があるのだと再確認した日でもありました。
その晩、Yさんからメッセージが届きました。
お礼とともに、講義のあと友達からたくさん声をかけられたことや、他の生徒さんたちも「とても良い講義だった」との感想を教えてもらいました。
SPICAの活動を支えてくれているのは、こうした子どもたちの存在です。
お礼を言うのは、私の方です。
「伝える」活動の大切さを再確認し、また次への力が湧いてきました。
LUSHさんに作っていただいた活動紹介動画
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吉島小学校から感想が届きました!2022.10.15 Saturday
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吉島小学校のみなさんから、感想が届きました。一部だけですが、ご紹介します!
・形や生き方が違うだけで、命があるということは同じなのに、人間の欲ばかりを考えて、動物の命に値段をつけたり、好き勝手に扱っているのが、今の人間だということを知って、悲しいなと思いました。
・私も猫を飼っているので、改めて外に出さないようにしたいし、責任を持って最後まで大切に、家族の一員として一緒に暮らしたいです。
・山下先生の話はとてもつらくなったのですが、その悲しみを忘れずに過ごしていきたいと思います。
・私は今まで、軽々しく「あ〜、ねこ飼いたいな」と言っていたけれど、今回の話を聞いて、こんなに動物を飼うことが大変なことなのだと分かりました。
・殺処分する方法を知って、人間は何でこんな怖いことをするんだろうと思いました。犬や猫は何も悪いことをしていないのに、閉じ込められて、二酸化炭素で、たった15分で殺されるのはとてもつらいです。そのボタンを押す人もつらいのに、それをやらせる人はおかしいと思いました。
・犬には言葉なんてないと思っていたけど、犬も必死に人間に言葉を伝えようと頑張っていることが分かりました。私はこれから、ちゃんと動物の気持ちや伝えたいことを分かってあげられるように努力したいと思ったし、みんなに伝えたいと思いました。
・私もペットショップで、自分が思うかわいい子だけをずっと見て、犬は嫌な気持ちだったかもしれないのに、抱っこを繰り返していた。私は自分のことだけを考えて、犬の気持ちに気づくことが出来なかった。
・犬や猫も同じで、心があるのに、人はペットの気持ちを考えずに、捨てたりしていることがすごく嫌だし、悲しいことだと思った。
・私はペットは飼えないけれど、新聞紙を寄付したり、動物のために、自分でできることをしていきたいと思った。
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いのちの教室 in 広島市立湯来中学校2022.03.20 Sunday
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今年度最後の「いのちの教室」で、広島市湯来中学校に行ってきました。
全校生徒7名のとても小さな学校ですが、動物好きが多いと事前に伺っていた通り、熱気は十分!
2時間という長丁場をものともせず、みなさん前のめりに話を聞いてくれて、質問もたくさん出て、クイズにも積極的に答えてくれました!
湯来東小学校と湯来中学校での「いのちの教室」は、湯来西公民館館長の笹田先生のご紹介で実現しました。笹田先生は、五日市中学校で校長先生をされていた時、「いのちの教室」を開催してくださり、それからSPICAを覚えていてくださったとのこと。
今回、湯来中学校で再会し、お話させていただいた時に、とてもありがたい言葉をかけていただきました。
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「いのちの教室」と聞けば、「命を大切に。人間の命も、動物の命も大切にしよう。」という内容であることは、誰でもが容易に想像がつく。しかし、SPICAの「いのちの教室」は、その想像をはるかに超えて、現実を突きつけられる。
**********
これはまさに、私が普段から考え続けていることでした。
通り一遍な「命の教育」であってはならない。
「命を大切に」という、当たり前すぎて誰も異論を持たないことについて、わざわざ語る必要はない。
SPICAが「いのちの教室」を進めるのは、「命を大切に」という言葉は知っていても、「命を大切にする具体的な方法」を知らない人がまだまだ多く、結果的に命を大切にはできていないからです。
無意識のうちに、間接的に、知らないうちに、悪気なく、命を大切にできていない状況は多くあります。
どうすることが命を大切にしていることになるのか。
今の動物を取り巻く現状を、まっすぐに見てもらえば、おのずと答えは出てくるはずです。
長く教育現場に身を置いてきて、一つだけ自信を持って言えることがあるとすれば、私は生徒が子どもだからという理由で、真実を隠したり、現実をごまかしたりしたことはありません。私自身がいまだにそうであるように、子どもたちも「本当のこと」を求めていると思うからです。
本当のことを知ったうえで、どうするかはその人次第。
子どもたち一人ひとりが現実を受け止め、自分の頭で考え、できれば行動してくれることが、私たちの希望です。
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いのちの教室 in 山陽女学園高等部リアライズコース2022.02.06 Sunday
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今年初の「いのちの教室」を、山陽女学園高等部通信制過程莉アライズコースのみなさんに聞いていただきました。
山陽女学園は、私(山下)にとって、特別な学校でした。
16年前、初めてフルタイムで勤めた学校であり、また動物問題に関心を持つきっかけとなった「広島ドッグパーク崩壊」が起きた年に勤めていた学校が山女です。
ドッグパーク崩壊のニュースを見て、いてもたってもいられず、翌日の朝にはわけも分からず現場に向かっていた自分を、今でも不思議に思うことがあります。それまでボランティアなど一度もしたことがなく、ドッグパークには行ったことさえありませんでした。2〜3回、簡単な手伝いをしただけでしたが、私の人生を変えた大きな出来事でした。
その後、私の話を聞いて、数名の生徒がドッグパークでボランティアに参加してくれて、模造紙に現地で見てきたことをまとめて発表してくれました。
あれから16年。
こうして山陽女学園にまた来ることができる日が来るとは思いませんでした。今も変わらず素敵な校舎で、快活な生徒たちのあいさつ。とても嬉しい気持ちになりました。
今回、話を聞いてくれた35名の生徒さんたち、必死にメモを取る子もいれば、写真に釘付けになっている子もおり、最後まで真剣に聞いてくれていることが分かりました。コロナが落ち着けば、ボランティアに参加してくれそうな生徒さんがたくさんいたような気がします。
16年間、私はずっと、動物愛護の種を撒き続けてきました。太い幹となってくれた生徒もいます。ですが、自分は?
あまり振り返ることのなかった人生を、改めて見つめる機会をくださった山陽女学園のみなさんに感謝の気持ちです。
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いのちの教室 in 広島女学院高等学校2020.11.22 Sunday
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今年も、広島女学院高校の「キリスト教強調週間」の講師としてお招きいただきました。
この「キリスト教強調週間」には、各クラスで自分たちが興味のある内容を選び、講師を選定するという仕組みで、ほぼ毎年声をかけていただいています。
今年も1年生1クラスのみなさんに、お話させてもらいました。
持ち時間は95分。腕が鳴ります。
普段の50分の内容を少し詳しく、そして女学院高校の生徒さんには、より深い内容について一緒に考えてもらいました。
70分、私が一方的に話したにもかかわらず、全員が、真剣なまなざしでスクリーンを見つめている状況は、さすが女学院だなぁと改めて感じました。
講義のあと、質問を受けましたが、それぞれが自分の経験に基づくお話をしてくれて、とても興味深かったです。
猫が車に轢かれていたのを見つけて、あちこちに連絡するも、なかなか適切な対応をしてもらえなかった。
命の扱いとして、どうなの?
野生動物を「駆除」するという言葉が嫌いです。
人に話しても、「仕方ない」と言われるだけで、モヤモヤ…。これって私の感覚がおかしいの?
おばあちゃんの家のポメラニアン。
お店の人に、散歩に行かなくていいと言われたけれど…。本当?
などなど…
それぞれに掘り下げれば根の深い話で、短い時間にパーフェクトな回答はできませんでしたが、こうした疑問をクラスで共有できたのはとても良かったと思います。
そして後日、「世界中の動物を幸せにしたい」という生徒さんからの感想文が届きました。
とても熱い気持ちを持っているのがよく分かりました。
「動物を幸せに…」
私はとても嬉しい気持ちになりましたが、もしかしたら、あまり周囲の人の理解を得られないかもしれない、と思いました。もっと別の道を、進路を、夢を、勧められるかもしれない。
私と比較したら失礼かもしれないけれど…。
私が教諭の仕事を辞めて、動物愛護団体を立ち上げるといったときも、周りの人の多くが反対しました。私のためを思って、反対してくれたのだと思います。
現に、非常勤講師になってからは、収入は半減しましたし、逆に動物にまつわる終わりなき問題は昼夜問わずで、なかなか精神的に休まるときもありません。
だけど、私は彼女に、今の夢を叶えてもらいたいと思いました。
今高校1年生の彼女が社会人になるまでに、まだ少し余裕があります。
今は、本当にごくわずかの愛護団体やボランティアが、自分の生活を投げ出して活動をしている状況です。彼女が自分の夢をかなえるスタートラインに立つまでに、少しでも、今の偏った社会を変えていって、彼女たちの世代がもっと動物たちの問題に取り組みやすくすることが、私のやるべきことだと感じました。
きっと彼女なら、私よりももっと良い活動ができるだろうし、もっとたくさんの動物たちを幸せにできると思います。
こうして私に、自分の取り組むべき課題を再確認させてくれたこと、本当に感謝です。
これからも若い世代と一緒に、社会を変えていけるよう、頑張ります!
そうそう、書き忘れるところだった。
たくさんの支援物資もいただきました!
広島市動物管理センター、呉市動物愛護センターへ届けます!
手作りおもちゃもたくさん!
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いのちの教室 in 広島市立五月丘中学校&広島市立五日市中学校2020.11.08 Sunday
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コロナの影響で、いくつかの学校でキャンセルとなってきた「いのちの教室」ですが、11月はたくさんの学校で開催する予定です。
今年初めての開催となったのが、広島市立五月丘中学校。
一度、コロナで延期となりましたが、無事に開催していただきました。
小規模の学校で生徒さんは少なめ。
椅子と椅子の間をあけて、お話を聞いてもらいました。
たっぷり90分をいただいたので、少しビデオを見てもらったり、講義のあとに質問をしてもらったりして、とても濃い時間を過ごすことができました。
写真がなくて残念…。
そして、毎年開催してくださっている、広島市立五日市中学校。
こちらは大規模校のため、体育館でみなさんマスクをつけた状態で、聞いていただきました。
ペットを飼っている生徒さんがたくさんいて、とても身近に感じてくれたようです。
広島市内だと、「最近、野良犬を見た人はいますか?」と聞いても、ほぼゼロですが、「野良猫を見たことあるひと!」と聞くと、ほぼ全員が手をあげます。そして、「猫が車にひかれているのを見たことがある人は?」の問いにも、かなり多くの手が上がります。
猫の殺処分が多い理由、殺処分されなくても、その8倍もの数の猫が車にひかれている現状は、子どもたちの身の回りでもはっきりとわかる事実になっています。
「かわいい」ばかりが強調される犬や猫ですが、子どもたちには、動物を取り巻く現状をしっかりと見つめてほしいと思います。
さあ、これから怒涛の11月。
動物たちの声をしっかりと伝えるべく、頑張ります!
「いのちの教室」開催校募集中
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動物の問題について、一緒に考えてみたい、子供たちに命についての教育をしたい、とお考えの方、ぜひお問い合わせください。
※コロナ感染予防のため、講義形式などご相談に応じます。
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いのちの教室 in 広島市立古田中学校2019.12.03 Tuesday
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広島市立古田中学校でのいのちの教室は、今年で5回目となります。
毎年、2年生の生徒さんにお話を聞いてもらい、これまでたくさんの生徒さんがボランティアにも参加してくれました。
5年前と今では、私が準備する資料の内容もずいぶん変わりました。
殺処分数もかなり減り、広島は殺処分ワースト1位から、ゼロとなりました。
「殺処分」という言葉も、テレビなどで使われるようになり、知っている生徒もたくさんいます。
ですが、変わらない現実もたくさんあります。
5年前と変わらないスライドを使い、殺処分の現場で苦しむ動物たちの心、ドリームボックスの稼働に携わる職員さんの苦悩、そして人間の欲望のままに生産され続ける「商品」としての犬や猫たちの不安と悲しみ。
殺処分ゼロとなった広島にも、そして全国に、まだまだたくさんの課題があり、1時間の講義では伝えきれないほどです。
ひとまず50分話し切ったあとは、生徒のみなさんからの質問タイムです。
どんな人がセンターに訪ねてくるのですか?
どんな動物がセンターにいますか?
ボランティアをしていて、悲しいこと、つらいことはありますか?
ボランティアをしていてつらいこと、これまでたくさんありました。
動物の命や暮らしに関すること、人間同士のこと、一つ乗り越えたら、またすぐに次の難題が迫ってきました。そもそも、NPOとはいえ、活動の中心はボランティアですから、苦労はとても多かったです。
それでも、2012年の設立から、こうして7年の活動を続けることができたのは、やはり動物を愛する人たちのサポートがあり、飼い主さん探しをしてきた猫たちの恩返しのおかげだと思っています。
「動物愛護は特別な人の、特別な活動ではない、そうあってはならない」と常々考えてきました。
超人的な誰かの力に、全国の人間がすがり続けてはいけない。一人一人が、自分のいる場所で最大限の力を発揮して、そこにある問題に取り組むべきだと思っています。
そんな人間を一人でもたくさん育てるべく、「いのちの教室」での小さな種まきが、いつか芽を出し、立派な幹となり葉をつけることを願いながら、明日も頑張って行きます。
「いのちの教室」開催校募集中
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いのちの教室 in 比治山女子中学校2019.12.01 Sunday
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2014年に「いのちの教室」を始めてから、毎年ずっと開催してくださっているのが、比治山女子中学校です。
最初の年には全校生徒で、それからはずっと中学1年生のみなさんに聞いていただいています。
比治山女子中学高等学校の建学の精神「悠久不滅の生命の理想に向かって精進する」
当時の神鳥誠校長先生が、この精神に照らし合わせて、人間だけでなく動物たちの生命にも思いやりを持つことの大切さを説かれました。そして今回も、同行してくださった神鳥先生から、「いのちの教室」の最初に、命の大切さについてお話いただきました。
中学1年生とはいえ、比治山の生徒さんはとても朗らかでかわいらしい様子です。
朝1時間目から、動物たちの殺処分の話をするのは少し気が引けましたが、みなさん本当によく聞いてくれました。1枚1枚のスライドをじっと見つめながら、色々なことを考えている表情でした。
こうして、毎年「いのちの教室」を開催してくださる学校がいくつかありますが、とてもありがたいと思います。
本当は、広島県内のすべての小・中・高校で、お話ししたいくらいです。
今は、1回きりの縁、もう会わない子たちかもしれないと思うと、色んな内容を盛り込みすぎて、情報がぎゅうぎゅう詰めになっています。
表面的になってはいけない、しっかりと深く考えてもらいたい、と思いながらも、幅広くバランスよく知ってもらいたいという気持ちもあって、なかなかうまく行きません。
もしこれが、小学校高学年で1回、中学2年生で1回、高校2年生で1回、とカリキュラムに組んでもらえたら…。
獣医さんのお話を盛り込んだり、もっと動物との楽しいお話し、彼らの素晴らしさも伝えられるはずです。そうすることで、より身近に暮らす犬や猫たちへの理解が深まり、社会の一員として認められていくのではないかと思います。
そんな希望を捨てることなく、これからも「いのちの教室」にしっかり取り組んでいきたいと思います!まだまだ続くよ、2019年「いのちの教室」ラッシュです!
「いのちの教室」開催校募集中
SPICAでは、「いのちの教室」を開催してくださる学校・グループを募集しています。
広島県内、どこへでも出張講義をいたします。
動物の問題について、一緒に考えてみたい、子供たちに命についての教育をしたい、とお考えの方、ぜひお問い合わせください。
NPO法人SPICA
メール:info@npo-spica.com
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中高生による動物について考える学校"High-Five"
年3回、子どもたちが企画したイベントを開催しています!一緒に勉強したり、楽しみながら動物のことを学べるイベントです。ぜひフォローしてくださいね。
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いのちの教室 in 広島市立亀山中学校2019.11.28 Thursday
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更新が大幅に遅れていますが、「いのちの教室」順調に進んでいます。
毎年2年生にお話を聞いてもらっている、広島市立亀山中学校。
今年もPTCの保護者の皆様のサポートにより、お招きいただきました。
私が亀山中学校でいつもすごいなぁと思うのは、保護者の方がたくさん運営などで学校に来られていることです。
これからの時代を担う子どもたちに「いのちの教室」を聞いてもらいたい、という気持ちはもちろんなのですが、それと同時に、「今」を変える力を持っている保護者の方にも、ぜひ聞いてもらいたいと、常々思っています。なので、こうしてたくさんの保護者の方が参加してくださると、いつにも増してやる気が出てきます。
子どもたちと同じ話を聞いてもらうことで、家庭で「命」について話をするきっかけになったり、そこから自然な形で、家庭での命の教育が進んでいくのではないかと思います。
講義の終わりには、毎年、花束をいただいています。
普段、慌ただしい日々を送っている私にとって、きれいな花束をいただくことは、自分の努力を労ってもらえたような、そんな気持ちになるとてもうれしいものです。
亀山中学校からは、これまでもたくさんの生徒さんが活動に関心を持ってくれたり、ボランティアに参加してくれたりしました。
卒業生の中には、自分たちで「中学生版いのちの教室」を開いてくれた子たちもいました。3人組の女の子たちが、それぞれ興味のある問題をピックアップし、地元の集会所を使って、発表しました。素晴らしい発表でした。
これまでたくさんの学校に行かせていただきましたが、それぞれに貴重な出会いがありました。
これからも、子どもたちの思いをカタチにつなげていけるよう、頑張りたいと思います!
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