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犬猫譲渡会 in 進徳女子高校 ご来場ありがとうございました!2022.07.26 Tuesday
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7/23(土)進徳女子高校にて、犬猫譲渡会を開催いたしました!
この日、譲渡会にエントリーした犬は7匹、猫は36匹。
来場者は約150名となりました。
準備に携わってくれたのは、進徳女子高校WDP部(Walking with Dogs Project)の部員たち26名。廊下や教室にシートを敷いたり、机を運んだり、飾りつけをしたりと、汗だくになりながら頑張りました。
SPICAはこれまで、譲渡会への参加はあまり積極的ではありませんでした。
教育活動がメインであることと、SPICAの保護猫があまり多くないためです。
ですが今回、進徳の生徒たちと一緒に譲渡会の準備・開催してみて、大きな教育的意義を感じました。
大人もそうですが、この活動は、単に「好き、かわいい」だけで務まるものではありません。「動物が好きです」と集まった生徒たちに、保護犬・保護猫の存在を伝え、彼らに向き合い、寄り添うように指導してきました。犬や猫と楽しく遊べる、と思った生徒たちには、想定外だったかもしれません。若くて柔軟な高校生でさえ、しっかりと犬や猫の目線でものを考えられるようになるには時間がかかりました。
生徒たちの中でも、「譲渡会」に行ったことがある生徒はほとんどおらず、何のために、どんなふうに行うのか、ゼロから作り上げる企画でした。最初は目標が定まらない生徒もいましたが、手分けしてポスター貼りをしたり、パルコ前でチラシを配ったり、テレビの取材を受けたり…。そしてエントリーする犬や猫の写真が送られてきて、少しずつ実感が湧いてきたようです。
譲渡会前日も遅くまで学校に残り、準備をしました。そして当日、晴天に恵まれ、朝早くから準備を始めました。「先生、ほんとに大丈夫かね。人来てくれるかね。」と不安げな表情も見えましたが、心配もつかの間、たくさんの方が来場してくださいました。
譲渡会が始まり、広島県動物愛護センターの犬2匹が、新しい家族に迎えられることが決まりました。そばで見ていた生徒はとても嬉しかったようで、涙があふれた生徒もいました。
譲渡会の目的は、1匹でも多くの保護犬や保護猫に新しい家族を見つけ、幸せにつなげることです。普段の活動では、その現場に居合わせることは難しく、こうした経験はとても貴重なものとなりました。
譲渡会を無事に終え、生徒たちの表情から、はっきりと成長を感じることができました。
自分たちの活動が「学校」を動かし、譲渡会を開催することができたこと。さらに自分たちのアクションが「人」を動かし、たくさんの来場者に共感してもらえたこと。そして、この活動は、「社会」をも動かすかもしれないという期待と自信が、彼女たちの中に芽生えました。
高校生にとって「学び」とは、机について、受け取るだけのものではありません。
「犬と猫」をキーワードに集まった高校生たちが、「かわいい」「かわいそう」を乗り越え、「自分に何ができるか」を考えるようになりました。現実に存在する社会問題に、高校生のうちから向き合い、解決に向けて挑戦し、自分たちで行動を起こしていくことこそが、これからの時代に求められる資質だと思います。
そして大人もまた、変化を求められています。
学校に犬や猫を入れることについて、異論がなかったはずはありません。ですが、宗門校として命の教育に取り組んできた進徳女子高校が、こうして学校を地域に開き、社会課題に取り組む姿勢を生徒たちに見せてくれたことはには、本当に感謝の気持ちです。
SPICA設立から10年。
新しい扉が開いた気がします。
動物愛護団体だけが頑張る時代は終わりです。子どもから大人まで、学校も地域も、社会全体で動物たちと向き合う時代が来ました。
さあ、一人ひとりにできることを、これからも見つけていきましょう。
LUSHさんに作っていただいた活動紹介動画
チャリティイベント「みんなイヌ みんなネコ」でお話させていただきました
S.S.portlightさんに作っていただいた動画
SPICAでは、「いのちの教室」を開催してくださる学校・グループを募集しています。
学校開催に限らず、ご家庭やお友達同士、ご近所さんなどの小規模開催も可能です。
オンライン開催はZoomを利用して行います。
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『しっぽの声』ビッグコミックス2022.05.15 Sunday
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『しっぽの声』(ビッグコミックス) 全13巻
動物を取り巻く様々な問題について、マンガで読める貴重な作品です。
特にペットビジネスの裏側については詳しく描かれていて、繁殖業者の実態や法律の抜け道などについても、勉強になります。
同時に、保護活動に関わる人間たちの問題点も広く取り上げられていて、「かわいそう」を利用する者、「かわいそう」から崩壊にたどりつく者、決して他人事ではなく、現代の動物愛護をめぐる問題がきっちりと取り上げられています。
主人公の天原士狼は、動物を守るためなら恐れを知らない一匹狼として描かれていますが、彼の持つ幅広い知識は、異なる立場の人間への理解につながっていることがあります。物語は「善と悪」を二分して終わるのではなく、人間が作り出す希望へとつながっています。
知るのがつらい現実ですが、動物たちは、人間が作り上げたそのつらい現実の中で、声を上げることもできず苦しんでいます。
この犠牲を終わらせるためにも、まず、知ることからはじめませんか。
『しっぽの声』
ぜひ多くの方に読んでいただきたいです。
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おひさしぶりです&あけましておめでとうございます2022.01.16 Sunday
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みなさま、お久しぶりです!
しばらくブログがかけておらず、申し訳ありません。
記事をアップできなかった間も、SPICAはしっかり活動しておりました。
コロナの影響で、「いのちの教室」や「中高生動物ボランティア」は大幅に縮小となりましたが、一方で猫の保護と譲渡は着々と進んでおりました。外猫さんのTNRを手伝ったりしていて、やはり現場に出ると、かなり時間も手間も取られてしまって、ついついブログがおろそかになってしまいました。
SPICAの活動は、このブログ以外にも、Facebook、Instagram、Twitter、LINEでご確認いただけます。
ブログよりは細かな情報をお届けできると思いますので、ぜひ登録してみてください!
それでは今年も1年、頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします!
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広島県内、どこへでも出張講義をいたします。
動物の問題について、一緒に考えてみたい、子供たちに命についての教育をしたい、とお考えの方、ぜひお問い合わせください。
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西条の老舗和菓子「さくらや」さんとのコラボ企画
スピカちゃん
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バジル君の情報提供をお願いします2021.05.16 Sunday
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みなさまに猫の情報提供のお願いです。
2年前に広島県府中市中須町付近の家から脱走した猫を探しています。
もしご近所などで保護してくださっている方、もしくは野良猫たちと一緒に暮らしている、エサをあげているなどの方がいらっしゃいましたら、どうかご連絡いただければと思います。
【名前】バジル
【性別】オス(去勢済)
【年齢】3歳
【特徴】白とグレーの縞模様。右目がふさがっています。しっぽはまっすぐで長いです。
体重はどのくらいか分かりませんが、手足の太い子だったので、体は大きくなっていると思います。
生後2か月の時に保護し、大切に育てました。人間が大好きで、抱っこもできますし、甘えるのが大好きな子でした。
今回の経緯
2018年12月に、SPICAから里親さんに譲渡した猫です。
2019年7月に、家から脱走したとのことなのですが、SPICAへの連絡はなく、知らされないままでした。
2019年9月、猫は見つからないまま、里親さんは県外へ引っ越しました。
2021年の年賀状が返ってきたことから、何かおかしいと思い、里親さんへ連絡をしつつも、ごまかすような途切れ途切れの返信があるばかりで、今月やっと「猫が逃げた」ということが分かりました。
譲渡に際しては、細心の注意を払って行ってきたつもりですが、里親さんとの信頼関係が築けておらず、結果猫を苦しめてしまうことになりました。
上記の経緯が本当なら、猫の行方が分からなくなってから2年がたっています。
今は、バジルの生存を確認したいというそれだけの気持ちです。
身勝手な言い分なのは十分承知の上で、どこかで保護されていてほしい。
8年前にも、譲渡後に逃げてしまった猫を捜索しました。
その時、保護してくださった方は猫をとても大切に育ててくれていて、「このことを知らせたら、猫を返さなければならないのではないか」と連絡することを悩まれたそうです。
バジル君の捜索は、返還を求めるためものではありません。
ただ、保護してくださっている方がおられたら、お礼をお伝えしたいという気持ちだけです。
どうか一人でも多くの方の目に留まり、ご協力いただけますようにお願いいたします。
SPICA代表
山下 育美
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迷子の猫を探しています〈福岡県久留米市〉2021.02.07 Sunday
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里親さんのお家から脱走してしまった猫を探しています。
2020年11月14日
福岡県久留米市長門石の自宅から出たまま、帰ってきていません。
【名前】チロル
【性別】メス(不妊手術済み)
【年齢】5歳
【特徴】黒猫 首・お腹・両脇に白い毛があります。
首の近く(背中側)に2センチくらいのハゲがあります。
目の色は黄色
首輪はありません
周辺は畑などもあり、野良猫ちゃんも多い地域とのことで、もしかしたら地域の猫ちゃんに混ざって暮らしているかもしれません。
もし見かけられた方は、追いかけたり捕まえようとせず、まずはご連絡をいただければと思います。
また、佐賀県鳥栖市にも近い場所なので、県をまたいでいる可能性もあります。
脱走から日にちがたっており、心配しております。
お近くのみなさま、どうぞご協力をよろしくお願いいたします。
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Good bye 20202020.12.31 Thursday
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2020年も、たくさんの方にご支援いただき、無事に終えることができました。
コロナという思わぬ禍に見舞われ、これまで当たり前にできていたことができなくなり、改めて日常を見直す機会になりました。
「いのちの教室」はキャンセルが出たり、これまで毎年実施してくださっていた学校も中止となったりで、とても残念でした。
感染対策をして実施してくださった学校には、本当に感謝です。
それぞれの学校で、たくさんの質問に出くわし、子どもたちの興味や関心がとても高いことを改めて感じました。学校から送っていただいた感想文には、社会で起きている問題を「自分のこと」として捉えて考えてくれている子どもが多かったです。
未来を変え、新しく作りだすのは、やはり子どもたち。
動物と向き合う時、これまでのような「利用する・搾取する」という感覚を捨て、命と感情を持つ存在として捉えてくれることを願っています。
「学生ボランティア」は全面的に自粛となり、実施できませんでした。
ただ、それでも愛護センターにはたくさんの動物たちが変わらず入ってきます。
先日、呉市動物愛護センターに物資をお届けに行った際も、子犬・成犬が限界まで収容されていました。
広島県動物愛護センターには、今は犬も少なく、空の犬舎もありました。
しかしこれは、動物保護団体の引き出しによる結果であり、決して広島が良くなったわけではありません。
一方で、お店ではこれまでにないほどコロナ特需で犬や猫が売れているとのこと。
悪質な繁殖業者を取り締まるための動物愛護法改正も、業者に3年の猶予を与えることになりました。その3年間、さらに苦しみ続ける犬や猫たちがいます。
私たちは、こんなことをただ「仕方ない」とあきらめてしまう人間なのでしょうか。
弱者の犠牲を見過ごすことは、暴力に手を貸していることと同じではないでしょうか。
何かが明らかに間違っているのに、必死に気づかないように、気づかせないようにしているような気がしてなりません。
イベントやいのちの教室、学生ボランティアという活動ができなくなった結果、猫の保護に力を入れた1年でした。
骨折した状態で保護した子猫、色が変わってしまっていた白猫、生後数日の兄弟猫たち…
そして新しい里親さんたちとの出会いも、ありがたいものでした。
そして大晦日、深々と降る雪を見ながら思うのは、外で暮らす猫たちのことです。
この寒さの中、たくさんの猫たちが、かろうじて生きていると思うと、心が締め付けられる思いです。
猫は最終的には、すべて家の中に入れるべきだと常々思っています。
犬も猫も、愛玩動物であり、ペットだからです。
今は仕方なく外で暮らす猫たちが、1匹でも多く、素敵な人間と出会い、お家の中で家族として暖かく暮らせることを祈っています。そして、一人でも多くの人が、外で暮らす猫たちの存在に気づき、彼らを暖かい家の中へと迎えてくれることを祈ります。
人は今、見たいものしか見なくなり、見えないものはなかったことにする時代になりました。
ですが、私たちの見えないところで、苦しんでいる動物たちはまだたくさんいます。
彼らの状況を改善するには、目をそむけたくなる現実にも向き合う人を増やすしかありません。殺処分、パピーミル、多頭飼育崩壊、虐待、ネグレクト、野良猫問題、など…。これらはすべて、人間である私たちが解決するしかありません。目を背けても、なかったことにはできないのですから、解決するしか道はないのです。
犬も猫も、人間の助けがなければ生きられないようにしたのは、人間の方です。
助けを求める動物たちの存在を、より多くの人に伝え、動物たちの声を届けられるように、これからも努力していきます。
長くなりましたが、日ごろからSPICAを応援してくださっているみなさま、本当にありがとうございます。
これからもしっかりと活動していきますので、どうぞ変わらぬご支援をよろしくお願いいたします!
SPICA
山下 育美
「いのちの教室」開催校募集中
SPICAでは、「いのちの教室」を開催してくださる学校・グループを募集しています。
広島県内、どこへでも出張講義をいたします。
動物の問題について、一緒に考えてみたい、子供たちに命についての教育をしたい、とお考えの方、ぜひお問い合わせください。
※コロナ感染予防のため、講義形式などご相談に応じます。
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ご無沙汰しております2020.07.14 Tuesday
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みなさま、ご無沙汰しております。
しばらくぶりのブログの更新となってしまいました。
新型コロナウィルスの影響で、さまざまなことが自粛となり、その中でSPICAの活動の多くも中止・延期となっています。
まず、5年間続けてきた、夏休みの「中高生動物ボランティア」ですが、この夏は実施しないことに決めました。
コロナウィルスの第2波が懸念される中で、人間同士、また動物への影響も考えての、苦渋の決断となりました。たくさんの子どもたちがこの活動に継続的に関わってくれて、夏休みを楽しみにしていてくれたことと思いますが、また状況が落ち着いてから再開をしたいと思います。
さて、ここ数か月のSPICAの動きですが、子猫の保護が続いておりました。
ダンボール箱に入れられ、駐車場に遺棄されていた猫たち。
えさやりさんのもとで生まれた子猫たち。
SPICAは保護施設もなく、メンバーは全員仕事をしながらの活動ですので、「引き取ってほしい」という依頼にはお応えできません。
ですが、人、お金、時間の大幅な制約の中で、何とか1匹でも、家庭の猫として幸せにしたいという気持ちで、一時預かりさんの協力のもと保護活動をしています。
生後2〜3か月の子猫たちが約10匹、以前からの成猫組も、新しい家族との出会いを待っています。
これからネコジルシにアップしていきますので、応援をよろしくお願いいたします!
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あけましておめでとうございます 2020♪2020.01.04 Saturday
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みなさま、あけましておめでとうございます。
旧年中は多くの方に支えられ、活動を進めることができました。心より感謝いたします!
今年も子どもたちと、しっかりと動物たちの問題に向き合っていきたいと思いますので、引き続き応援をよろしくお願いいたします!
(飼い主さん募集中のカール君)
さっそくですが、9日後に控えたイベントのお知らせです。
今年度、3回目の、子どもたちにとっては集大成となる「中高生(と)大学生による動物について考える学校〜3学期〜」です。今回は広島経済大学「動物のかけがえのない命を守ろうプロジェクト」ともコラボし、さらにパワーアップをしています。ぜひぜひ遊びに来てください!
中高生(と大学生)による動物について考える学校 3学期
日時:2020年1月13日(祝・月)
13:30〜17:00
場所:西区民文化センター
(広島市西区横川新町6番1号)
13:30 ホームルーム
13:40 高齢ペットのための心得を学ぶ♪
〜老犬・老猫の介護対策と心掛けをご紹介します〜
講師:田家綾子さん
長年、動物看護士として従事。現在は、専門学校の非常勤講師も務める。
愛犬、愛猫の介護をきっかけに、高齢ペットの介護について勉強する。
14:40 動物の知識を深めるクイズ大会
広島経済大学「動物のかけがえのない命を守ろうプロジェクト」の学生から出題
15:30 質問タイム「田家先生に聞いてみよう!」
16:10 中高生グループ"High-Five"活動報告
「広島県動物愛護センター見学報告〜動物たちの現状とこれから〜」など
16:40 ホームルーム
予約がなくてもご入場いただけますが、予約をしてくださった方にはプレゼントを用意しています!
ご予約・お問い合わせはこちら
NPO法人SPICA
info@npo-spica.com
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いのちの教室 in AICJ中学・高等学校2019.12.29 Sunday
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11月最後の「いのちの教室」は、AICJ高等学校です。
今回の「いのちの教室」実現までには、AICJの2名の生徒さんの、本当に大変な努力がありました。
ある日、高校2年生のお二人から、メールが届きました。
「いのちの教室」実施と、その後、自分たちでの研究発表、参加してくれた生徒さんみんなでのワークショップまでを、すべて自分たちで企画・運営・実施まで行うというお話でした。
AICJには、生徒自身が興味を持ったテーマで、こうした企画を行うことが決まっているとのことで、彼女たちが選んだのが、「動物に関する問題」でした。
メールで何度かやり取りをした後、学校で詳しい打ち合わせをしました。
問題点を整理した彼女たちは、ポスターを作ったり、全校集会で呼びかけたりして、「いのちの教室」への参加者を募ってくれました。彼女たちの頑張りのおかげで、当日は、試験終了直後にもかかわらず、27人の生徒たちが集まってくれました。
「いのちの教室」として60分、普段通りのお話をさせてもらいました。
ただし、最後の「私たちにできること」のスライドは、空白のままで出しました。ここは、生徒さんがそれぞれにワークショップで考えてもらう内容です。
次に、今回の企画をしてくれた二人の、研究発表です。
さすがAICJ国際バカロレア(IB)ディプロマコースの二人だけあって、選んだテーマは、海外における「ペット殺処分の現状」です。イギリス、アメリカ、ドイツ、中国の現状を、それぞれクイズ形式で参加者に問いかけながら、詳しく解説してくれました。
彼女たちが素晴らしいと思ったのは、それぞれの国の複数の保護施設などのサイトをしっかりと読み込んでいたところでした。インターネットでは、いろいろな情報があふれていますが、間違った内容も多いため、こうして自分で読み込むことで、正確な情報が手に入ったと思います。
最後は、いよいよワークショップです。
殺処分の問題、繁殖業者の問題、野良犬・野良猫の問題などなど。犬や猫にまつわる様々な問題を解決していくためには、どうすればよいか。日本と海外の違いは何か。そして実際に自分たちにできることは何か、をグループで話し合ってもらいます。
グループには、学年やクラスの違う生徒たちが入っていますが、彼らは恥ずかしがったりすることもなく、どんどん議論を進めていきます。「○○すればいいんじゃない?」「でもそれだったら、△△ってことも考えられるし…」と、内容も深まっています。
その間も、たくさんの質問を受けながら、各グループをまわりました。
私は、これが一番大切なことだと思っています。
簡単な解決策などあるはずもなく、ともすれば問題は複雑化していく一方です。
ですが、自分で考え、それを誰かと話し合うことで、問題の根深さ、解決の難しさ、命とどう向き合うべきかを、改めて「自分のこと」としてとらえることができると思っています。
それぞれのグループ、意見がまとまったところで、発表会。
各グループが違った視点で問題を捉えていたところに、面白さを感じつつ、じっくりと聞いていきます。
すべての発表を終えて、3時間オーバーの会は無事に終了しました。
本当に濃い内容の、素晴らしい時間でした。企画した二人はすでにぐったり(笑)
そこへ参加してくれた生徒たちが「ボランティアに参加したい」とさっそく申し出てくれました。日程調整をして、AICJ生のボランティアの日を作ることを約束し、解散しました。
今回、AICJの生徒さんたちと貴重な時間を過ごさせてもらい、とても勉強になりました。
もちろん、この場で結果が出たわけでも、解決策が分かったわけでもありません。「まだまだこれからだ」ということが分かっただけです。ですが、こうしてたくさんの若者が、まずはスタートラインに立ってくれました。実はまだ、多くの人がこのスタートラインにすら立っていないのが現状です。
「伝える」ことを最大の柱として活動してきて、現状を「知った」人が、変わっていく姿を見てきました。今はまだ小さな動きですが、これからその小さな渦が、大きなうねりとなっていくと確信を持てた1日でした。
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中高生(と大学生)による動物について考える学校 3学期
日時:2020年1月13日(祝・月)
13:30〜17:00
場所:西区民文化センター
(広島市西区横川新町6番1号)
13:30 ホームルーム
13:40 高齢ペットのための心得を学ぶ♪
〜老犬・老猫の介護対策と心掛けをご紹介します〜
講師:田家綾子さん
長年、動物看護士として従事。現在は、専門学校の非常勤講師も務める。
愛犬、愛猫の介護をきっかけに、高齢ペットの介護について勉強する。
14:40 動物の知識を深めるクイズ大会
広島経済大学「動物のかけがえのない命を守ろうプロジェクト」の学生から出題
15:30 質問タイム「田家先生に聞いてみよう!」
16:10 中高生グループ"High-Five"活動報告
「広島県動物愛護センター見学報告〜動物たちの現状とこれから〜」など
16:40 ホームルーム
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いのちの教室 in 広島市立三和中学校2019.12.28 Saturday
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11月、7校目の「いのちの教室」は、広島市立三和中学校です。
体育館でのお話なので、寒さを心配していましたが、それほど寒さもなく、生徒さんたちも集中して聞いてくれました。
「心の参観日」ということで、保護者の方も来られていました。
子どもたちに動物の現状を分かってもらいたいという気持ちももちろんですが、やはり「今」「行動を起こせる」のは大人です。どんなに子どもたちが、「保護犬を迎えたい」とか「ボランティアに行きたい」と言っても、やはり保護者の方の協力が不可欠です。
なので、こうして大人の方にも話をきいていただけるのは、本当にうれしいことです。
あっという間に60分がたち、質問タイムとなりました。
・動物愛護センターには、犬猫以外の動物はいますか?
→Yes! 迷子のウサギなどが入ってくることがあります。
・アレルギーがあるのですが、自分にもできることがありますか?
→Yes! 現状をまわりの人に話したり、支援物資を届けたり。直接、動物に触れなくてもできることがたくさんあります。
・動物を幸せにするために、どんな心が前が必要ですか?
→まずは自分のペットに関する知識をしっかりとつけること。動物と人間とでは、コミュニケーションの方法も、感じ方も、まったく違います。まずはそのことについて、しっかり勉強することが大切です。
そして、自分が関わっている、その犬の立場に立ってあげることが大切です。犬や猫にも、感情があり意思があります。自分がしたいからといって、嫌がることを無理にさせたりせず、お互いを尊重し合って、良い関係を築くことで、人間も動物も、一緒に幸せになることができると思います。
・ボランティアにはどうやって参加したらよいのですか?
→「いのちの教室」を開催してくださった学校には、春・夏・冬休みのボランティアのご案内を送っています。それを見て、参加希望の生徒さんには、申し込み用紙を提出してもらいます。たくさんの学校から集まった希望者の日程調整をしてから、参加日を決定し、学校にお知らせします。
他にも何人か手を挙げてくれていましたが、残念ながらここで時間切れとなってしまいました。
こうして子どもたちと直接やり取りするのは、とても楽しいです。
怒涛の11月も、あと1校、次回はAICJ中学・高等学校です!
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中高生(と大学生)による動物について考える学校 3学期
日時:2020年1月13日(祝・月)
13:30〜17:00
場所:西区民文化センター
(広島市西区横川新町6番1号)
13:30 ホームルーム
13:40 高齢ペットのための心得を学ぶ♪
〜老犬・老猫の介護対策と心掛けをご紹介します〜
講師:田家綾子さん
長年、動物看護士として従事。現在は、専門学校の非常勤講師も務める。
愛犬、愛猫の介護をきっかけに、高齢ペットの介護について勉強する。
14:40 動物の知識を深めるクイズ大会
広島経済大学「動物のかけがえのない命を守ろうプロジェクト」の学生から出題
15:30 質問タイム「田家先生に聞いてみよう!」
16:10 中高生グループ"High-Five"活動報告
「広島県動物愛護センター見学報告〜動物たちの現状とこれから〜」など
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